イスタンブールから夜行バスで10時間。Iskilipはオレンジ色の屋根の家が連なる、懐かしい感じの街だった。地元の人たちはフレンドリーで、外国から来た私達を言葉は通じなくても暖かく受け入れてくれた。
私達の主なワークは、道路のブロックのペンキ塗りだったのだが、ペンキを塗りながら進んでいくたびに、その道路沿いのお店や家の人たちに、数え切れないほどのチャイをごちそうになった。
いろんなことがありすぎて何を書いていいかわからないけど、喜怒哀楽のつまった濃い2週間だった。とにかく私は、このワークキャンプのメンバーが大好きで、このワークキャンプに出会えてとても幸せだった。ご飯を食べ、皆でしゃべったりしている何気ない時によく、「ああみんなとたった2週間しか一緒にいられないなんて!もっとずっと一緒にいられたらいいのに・・・」と思った。いろんな人がいたので、もちろん良いことばかりではなかった。時間にルーズな人や自分勝手な行動をとる人もいて、トラブルもあった。ヨーロッパと日本の慣習の違いのせいで、戸惑うこともあったけど、きちんと話して理解してもらえたのでよかった。何か人間関係でひっかかることがあっても、その人と向きあう気があって、話し合うことができれば、解決することが出来るんだということを学んだ。
出発前、私は自分の英語力にかなり不安があり、実際ワークキャンプでも私の英語はひどかった。そのことで最初は落ち込むことが多かったが、みんな私の英語を聞き、私を理解しようとしてくれた。私が相手の言っていることがわからなくて「ダメだ、わからないよ」といっても「僕は、君に僕の言っていることをどうしても分かってほしいんだ」と言って、根気強く説明してくれた。
最後の夜は、明け方まで一緒にゲームをしたり、話したりしていた。そして別れる時は涙が止まらなかった。あのメンバーたちは偶然集まっただけなのに、一緒にいると、とてもしっくりくるものがあった。帰りの飛行機で寝て起きた時、まるでまだ皆と一緒にいるような気さえした。今もメールでやりとりしていて、どこか場所を決めてまた皆で会いたいね、と話している。ただの思い出にせず、ずっと友達でいたいと思う。
【情報提供】 特定非営利活動法人 NICE(日本国際ワークキャンプセンター)
|