バスにガタガタ振られて約8時間、あたりはもう真暗闇でほとんど何も見えず、「どこまで行くんだろう?ちゃんと目的地に着くのかなぁ・・・」と思っているうちにバスが止まり、現地NGOの人が私たちを優しく迎えてくれたのはもう4ヶ月近く前のことだ。
雨季だったので最初の頃は毎日雨が降っていて仕事が中断してしまうこともよくあったけど、最後の数日は雨の量が減ってとてもよい天気に恵まれた。
ある日、道を作るためにみんなで草むしりをして一汗をかいた後、丘を登って小さな家を訪れた。その日は今までにないくらい、空が晴れていて青く高く、家の前の庭にはきれいな花が咲いていて、さわやかな風が心地よかった。
そこで空を見上げて休んでいると、この場所にやってきたこと、たくさんの人に巡り会えたこと、今まで生きて来たことが本当に幸せだと感じ、まるで自分が天国にいるような気がした。
ここに来ることが出来て本当に良かったと思った。
インドでの夏の日々はどんどん遠くなってしまったけど、思えばあの2週間に遭遇した様々な出会いは私にたくさんのことを与えてくれたように思う。イライラしてしまうこともあったし、文化や言葉の違いに思い悩むこともあったけど、毎日笑っている自分がいたのを覚えている。
トラブルで大人数をまとめるのに苦労していたリーダーのソレイシュ、おいしいカレーを作ってくれたラリータ、私を笑わせてくれたビノッド、お兄さんのようなアジェーをはじめ多くの現地の人、参加者のみんな、この機会を与えてくれたNICEと現地NGO,全てに感謝している。
施設ができあがってあそこで孤児たちの笑い声が響き渡る日が早く来ることを楽しみにしている。
(2004.3)
【情報提供】 特定非営利活動法人
NICE(日本国際ワークキャンプセンター)
  
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