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第9回 悩めるあなたへ あきらめないで!その1
坪田まり子の就活塾
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5月になりました。今の時期、私の元へは就職活動に悩み始めた学生からの声が多く寄せられます。自分の就きたい仕事のコマが残念ながら全部なくなってしまった学生、または民間を受けているうちにやはり目指すは公務員と目先を変え始めた学生も出始め、就職活動に迷い停滞してきた学生もいらっしゃるはず。今回はそんなあなたへのメッセージをまとめてみました。

(1)自己嫌悪状態になっている場合

自分が希望する職種にいち早くエントリーし、既に選考が全て終了した場合、この先何をしてよいかわからなくなるのは無理もない話です。そんな時、不採用の理由を自分自身の全人格を否定されたと思い込み、自己嫌悪に陥る人が少なくありません。でもそう嘆いても全く進歩はありません。気持ちの持ち方を今すぐに切り替えて下さい。不採用の原因は、企業が求める人物像とあなたが合致しなかっただけの話で、あなたがこれまで生きてきた22年間の全てを否定されたわけではありません。くよくよ考えても仕方のないこと。振り出しに戻るけれど、あなたに合った企業探しを一からはじめることで次の活路を見出しましょう。

(2)行きたい先を見失った場合

時期的な問題または個人の選り好みにより就職サイトでエントリーできる企業が少なくなったと思うのもこの時期。そのため焦り始める気持ちも充分分かります。しかし焦ったところで空回り状態になるだけではありませんか?やみくもにスケジュールを埋めることだけを考えたところで、結果として何のメリットもなく、また自己嫌悪状態になるという悪いスパイラルを繰り返すだけだと思います。焦らないで、再度、自分は何をしたかったのか、どう生きていきたいのかを考えてみましょう。
つまり就職活動が始まった頃(夢見る夢子状態の頃)何をしたいかよりも、どんな企業で働きたいかを追求していませんでしたか?だから殆どの学生が大手といわれる有名企業に殺到します。いくら大手といえども採用枠には限界があり、全員を受け入れるのは不可能ですから、ほんの一握りの学生しか採用されません。別に取り立ててあなた自身に問題があったわけではなく、その企業の求める人物像にたまたま合致しなかっただけ。だからこそこの際、"就社"気分をきっぱり捨てましょう。そのあこがれの会社に入ることだけが目的ですか?それともやりがいのある仕事をすることが目的ですか?前者という答えも本音だと思いますが、私は後者こそこれから先の長い人生、大きな意味があることだと思います。「自分が何をしたいのか。将来どんな活躍をしたいのか」を今一度明確にしましょう。間違っても、企業を先に特定し、そこで何をしたいのかを、無理やりこじつけて考えないように。
この時期は殆どの学生がいくつかの面接を経験し、志望動機を伝える難しさを痛感しています。不採用になる殆どの学生は誰が聴いても同じ答えばかりを繰り返す。つまり強引にその企業の理念や経営方針に自分を合わせようとして、"面接官から見える"あなた自身の姿と"あなたが格好つけて主張すること"が全く食い違っているケースが目立ちます。自分という"軸"がきちんとあれば、どんな面接を受けても、心が揺らぐこと、動じることはないはず。そのためにも、「自分が出来ることは何か」を、"自分を軸にして"考えてみて下さい。
次から次へ容赦なく迫ってくる面接会場で、その場しのぎの答えをしていたあなた。あなたに欠けていたのは「自分を主体とした考え方・姿勢」ではなかったでしょうか?相手に気に入られたいと思うあまり、本来の自分らしさを見失っていませんでしたか?その結果、しゃべっている内に、何がなんだか自分でも分からなくなってしまっていませんでしたか?

(3)エントリーシートが通らない場合

上記でも述べたように、企業が求める人物像にむりやりあなた自身を合わせた表現をしていないかよく考えてみましょう。特に志望動機欄の書き方で、「御社の○○という理念(方針)に共感をもったから」という表現が多々見うけれますがこれは論外です。ホームページや会社説明会で知った話をそのまま書くということは、あなた以外のその他大勢の学生も同じことを書いているからです。ましてや「○○に共感したから」という表現は動機というより単なる興味をもったきっかけにしかすぎない。大切なのは"なぜその企業が自分に合っているか"が分かる内容であること。そのためにも経験や具体例を盛り込み、もう一歩踏みこんだ内容にしましょう。常になぜを意識し、そこを突っ込んで細かく書くこと。
もう一つ。自分本位の書き方をしないこと。「御社で働くことにより必ずや自分が成長することが出来ると思うから」という回答もよく見られます。あなたが採用担当者ならこんな学生を採りたいと思いますか?おそらく否。それではこんな書き方ならどうでしょうか。「○○の私(ここまでしっかり具体例を書き)だからこそ、必ずや御社の発展に貢献することが出来ると思います」。つまりここは自分本位ではなく、あくまで貢献できることは何かを明確に書く、企業が想像できる内容にするということです。
人によっては、再度自分自身の棚卸から始めなければならないかもしれません。時間がないと焦らないで、この辺りでじっくり時間をかけてやり直すことも大切です。

(4)心のあり方・持ち方について

就職活動のこの厳しさは、皆さんにとって生まれて初めての体験・経験だと思います。でも諦めないで下さい。
最近の話題はアテネオリンピックの内定者のニュースばかり。喜ぶ顔、悔し泣きの顔など様々です。彼らは今アテネオリンピックへの出場権を獲得するために、どれくらい辛く長い道のりを乗り越えてきたのでしょうか。オリンピックは4年に一度。この4年間、試行錯誤を繰り返しながら心身共に鍛えてきたのだと思います。こんなに辛いのならやめようと思った日もあったでしょう。試合に出ても来る日も来る日も結果が出ず、自分の才能を疑ったこともあったでしょう。それでも歯を食いしばりここまで来て、そしてその試合の"瞬間"に彼らは全力を出し切ったのです。だからこそ結果が出せた!!
彼ら選手に比べて皆さんは、これまでの学生生活を振り返ってみていかがですか?学生生活4年間の毎日を内定獲得・企業へ就職することを目的意識として持ち続け日々精進してきましたか?おそらく面接で皆さんが一番苦戦している質問に「一番頑張ったことは何?」というものがあるはずです。何をしたいか自分でもよく分からない・・という学生がこの時期にもいるということは、いままで何も考えずに、昨年の秋就職活動に突入したはずです。オリンピック選手が、4年をかけて鍛えてきた精神と、たった7ケ月(昨年10月から今年5月)しか戦ってない皆さんとどちらが強いか自ずとして分かりますよね。じゃあダメなの??ってことではありません。己を信じましょう。だからまだまだこれからなのです。まだ結果が出せないあなたは、決死の覚悟で全力投球していないはずと私は申し上げたいけれど、いかがでしょうか?

どうぞ7ケ月頑張ってきた自分を信じて下さい。昨日までのあなたでは絶対にありません。就職活動で揉まれて泣いて落ち込んで、それでも歯を食いしばって今日面接にのぞんでいるあなたは、傍から見れば、昨日までの泣きべそのあなたなんかではなく、精悍に頼もしく見えるはず。ここまでの7ケ月間のプロセズは必ずあなたの糧になっています。自分を信じて、諦めないで最後までもう一歩踏み出しましょうね。

*参考*
5月29日(土)15時〜20時30分
東京インターカレッジコープにて、自己PR・駆け込み集中特訓講座を開講します。
今までのあなたのどこがだめだったのか、どこが改善ポイントなのかを知りたい人、モトベーションアップを図りたい人、どうぞ積極的に参加して下さい。この時期自分だけが悩んでいるのではなく、回りも悩んでいることを知ることが出来ます。そして悩んでいる周りが、一生懸命頑張る姿を見ることで、自分自身も"やるっきゃない"という気持ちになるはずです。今やらなくていつ頑張るのか、自分の胸に自問自答をしてみませんか?

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