| 第4回 エントリーシート・履歴書作成のポイント |
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あっという間に今年も12月に入りましたね。クリスマスの飾りがあちらこちらにキラキラと耀いて、心ウキウキする昨今ですが、皆様はいかがお過ごしですか?でも皆様にとっては、この時期ウキウキというより、就職活動でやるべきことがたくさんあるのに、何から手をつけていいやら分からない学生もまだきっと大勢いらして、クリスマスの気分どころではないという方も少なくないかもしれませんね。今日はそんなあなたに、エントリーシートと履歴書の書き方のポイントをお伝えします。これを読んで下さった方が、少し気持ちが楽になって下さればいいなと思っています。
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(1) エントリーシートってそもそも何?
結論から言えば、事実上の一次選考になるものがエントリーシートです。学校名不問、職種別採用など、オープンエントリーの採用を行う企業にとって、応募者を一定数に限定することが出来なくなり、応募の時点でエントリーシートを使って選考を行うようになりました。全ての企業が導入しているわけではありませんが、大手や人気企業はまずこのエントリーシートを導入しています。履歴書との大きな違いは、自己PRや志望動機などをしっかり書き込まなければならないこと。つまり、企業は、このエントリーシートを見ることにより、当該学生の志望の度合い、価値観、人物像等を知る判断材料としているわけです。ここでふるいにかけることによって企業は、応募者をグーンと絞り込むことが出来ます。つまり単なる書類ではないということ!このエントリーシートの提出がいわば第一関門、これを通過しないと、次のステップには絶対に進めないということです。
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(2) 入手から提出までの流れ
< 入手方法>
大きくわけて3パターンあります。
(a) ウエブエントリーするとシートが郵送されてくるので、それに記入する
(b) 企業のホームページに直接入力する
(c) 資料請求を兼ねて葉書・電話で問い合わせる
上記(a)(b)がインターネットを使用する場合の入手方法です。いずれも、単なる問い合わせだと思わないこと。書かれている設問にきっちりと答えないとどうなると思いますか?同じ画面であるにもかかわらず未記入者には次の選考用書類が届かず、きっちり記入した学生には届くという事例もかつてありました。ここから「足きり」されていること、つまりあなたの真剣の度合いを確かめられていることをお忘れなく。
< 提出方法>
とにもかくにも期限に余裕をもって行うことを心がけて下さい。早めの入手・提出が大原則です。具体的には、エントリーシートが手元に届いてから1週間以内に提出しましょう。締め切りぎりぎりの提出では、既に選考が定員になっていたとすれば、見てもらうことも出来ないでしょう。またインターネット入力では、入力ミス(文字化けも含む)、送信ミスにくれぐれも留意して下さい。こんな学生がいましたよ。「よろしく」という文字を変換すれば顔文字に変わる登録をしていた学生がいらっしゃいました。エントリーシートを送る際のカバーレターの最後に「よろしく」という言葉を書いて何気なく変換し、読み返すこともなく、企業に対して送信した瞬間、顔文字になっていることに気がつきました。あわてて接続プラグまで切って何とか難を逃れたという微笑ましい?失敗談が私のところによせられています。こんなことがないように気をつけましょうね。
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(3) エントリーシートの内容について
企業によって内容は大きく異なっています。
これも大きく3つに分けられます。
(a) 基本的データを中心としたもの
(b) 設問項目が多いもの
(c) 基本データ+その企業への意気込みを問う質問が付加されたもの
(a) の内容は、大学名・ゼミのテーマ・クラブ/サークル・資格・語学などを問うもの。
(b) の内容は、上記(a)に加えボランティア活動・学業成績・得意/不得意科目・普通運転免許の有無・特技・好きな言葉・将来の夢・転勤可能か否か(その理由まで述べよ)など、とにかくこれでもかというくらいに設問が細かくて多いのが特徴です。
(c) の内容は、上記@の基本データに加え、例えば、あなたが当社に貢献できると考える「強み」は何ですか・当社に対するイメージについて自由な表現で記入して下さい・10年後の自分をイメージし、今後のキャリアプランを述べて下さい、などというもの。
いずれにしても、決められた枠内に書き込む難しさは同じ。留意すべきは、いかに短い文章で、要点を強調した内容としてまとめあげるかということ。あなたの基礎能力も問われていますから、手抜きをしないで何度も書いて、書き直して、ブラッシュアップすることです。
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(4) エントリーシートの効果的な書き方
(a) 基本ルール
・ 必ず先にコピーをとり下書きからはじめること→修正液が使えません!
・ 読みやすい文字、全体のバランスに留意
・ 適宜改行を入れる、キーワード(見出し)を効果的に入れること。これは内容はともかく、パッと見たときの印象も重要ということです。小さい文字で、枠からはみ出していたり、字が乱暴で読みづらかったら、企業は中身を読んでくれないと思いましょう。
(b) 自己PRの書き方
・ 題材は自由ですが、代表的な題材は、アルバイト・ゼミ・サークル活動や留学体験が主のようです。
殆どの学生が上記について書いてきますので、大切なことは、抽象的に述べるのではなく(例:ラクロス部の主将を務め、チームの取りまとめに頑張った)、日常のエピソードを入れて具体的に、“情景が目に見えるように書く”というのがポイントです。上記のラクロス部の例でいえば、主将をしていたことが重要ではなく、“どう頑張ったか”を具体的に言葉で表せるように。
(c) フリースペースの書き方
最近増えているのがこのフリースペース。私もマスコミ系を希望する学生からどう書けばよいかアドバイスが欲しいという質問をたくさん受けます。マスコミはご存知のように既に選考が始まっていますから大変ですよね。このフリースペースのポイントは、「書く」より「見せる」ことを意識するほうがよいようです。つまりインパクトを与える要素が増えるからです。例えば「あなた自身を自由にプレゼンテーションして下さい」という質問に対して、文字だけでびっしりうめるのはもったいない気がします。積極的に、写真・イラスト・グラフを用いたりして、ビジュアル的にも工夫をしてみましょう。写真についてもただ貼るのみならず、切り張りして貼っている学生もいますよ。とにかくあなたらしく工夫をすることが大切です。但し、あくまで内容が肝心ということをお忘れなく。自己PRの域を超えてしまっては、何の意味もなくなってしまいますからね。
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(5) 評価される文章にするためのポイント
<基本編>
・ 文体を統一する
・ 同じような言い回し・留め方を避ける
・ 一般的な漢字や文字を使用する
・ 文や段落の長さに注意し、接続詞をやたらに使わない
・ 誤字・脱字・汚い字は絶対に避ける
・ 趣旨がしっかりと伝わる文章表現にする
<実践編>
・ スペースにとらわれず、まずは下書きで、書くべき内容をしっかりと書き出してみる
・ 次に書いた内容を吟味し、所定の文字数・スペースに絞り込んでいく
・ 具体的なエピソードをふんだんに盛り込む(数字・固有名詞等)
・ 志望先の企業で、取り組んでみたい仕事について、具体的な考えや、プランがあったらそれを示す
・ 提出前に必ずコピーをとることを忘れずに
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(6) エントリーシートの正しい送り方
せっかく書いた大作を雑に送ってはいけません。封筒を見ただけで、企業はあなたの熱意や第一印象が分かることをご存知でしたか?
・ 宛名は省略せずにきちんと正しく丁寧に書く 例:(株)→株式会社
・ 応募書類は折らない、曲げない工夫を
・ 記入は黒インキで。修正液は使用しません
・ カバーレター(添え状)を必ずつけること
・ 郵便切手の料金不足に注意
・ 期限は絶対に守ること
次に履歴書のポイントについてまとめてみましょう。
最近の採用活動では、前記エントリーシートの導入でもお書きしたように、学歴を不問としている企業が増えています。そうはいっても、企業は履歴書・エントリーシートを見ながら面接をするわけですから、学生の皆様としては、単なる経歴を紹介するだけの書面だと思っては失敗するこfとにもつながります。履歴書もエントリーシート同様に、面接の資料となり、書類選考の対象にする企業もありますから、履歴書こそ「自分の顔」だと思って真剣に取り組むことが大切です。
<作成のポイントと留意事項>
・ 大学指定の用紙を使用する
・ 万年筆か水性ボールペンを使用し、色は黒が基本。修正液は使用できません。
・ 写真は重要な決め手となります。インスタント写真ではなく、写真館で撮ることをお勧めします。写真で妥協しないこと。
・ 印鑑を押す際は、ブレたり、曲がったりしないで、丁寧に押すこと
・ 誤字・脱字・文字の大きさ・バランスに気をつけて、丁寧に記入すること
・ 清書の前に必ず下書きをし、内容や文章をしっかり考えること
・ 提出前に、出来れば就職部でチェックをしてもらうなど、第三者に評価・コメントをしてもらうと良い
・ 提出する履歴書は必ずコピーをとって保管しておくこと
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いかがでしたか?エントリーシートも履歴書も細かいチェックポイントが山ほどあって、これを書くだけでもうんざりという学生が少なくありません。だからこそ、チャンスです。手抜きをしないで、一生懸命自己分析をした結果、早い段階で最も相応しい履歴書・エントリーシートを書き上げれば、まず第一関門で落とされることは免れるはずです。そのためにも準備だけでも早めにしておくことをお勧めします。基本データを書き上げておくと、あとは企業別にそのフォーマットに従って記入するだけで作業はずっと簡略化されます。但し、忘れないで下さいね。もしあなたが100社にエントリーするとしたら、正しくは、一枚たりとも同じ内容のエントリシートはないはずです。つまり、志望動機はその会社だからこそ相応しいものを書かなければなりません。業種が同じでも、企業によって特徴はそれぞれ違うはずです。手抜きをしないで、差別化を図れるようにしっかりと考えましょう。ここを手抜きをした結果、どうなると思いますか。おそらく殆どの場合、書類選考で落とされるはずですし、万が一書類選考は通過したとしても、面接で落とされるでしょう。なぜならあなた自身の当該会社に対する熱い特別な思いを語ることが出来ないはずですから。
結論は、就活にラクな道はないのかも!ってことです。手抜きをせずくじけずにしっかり頑張って、気持ちのよいクリスマスを迎えましょう。
次回は、皆さんが不得意としている就職マナーについてです。どうぞお楽しみに。
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